ビオディナミ(生力学農法)

【今日の中国語】

  • ビオディナミ農法:生物动力栽培(ピンイン:sheng1 wu4 dong4 li4 zai1 pei2、発音:シェン・ウー・ドン・リー・ザイ・ペイ)
  • 有機栽培:有机栽培(ピンイン:you3 ji1 zai1 pei2 fa3、発音:ヨォ・ジー・ザイ・ペイ)
  • 農業歴:农历(ピンイン:nong2 li4、発音:ノン・リー)


自然派ワイン、ビオロジック、有機栽培、ビオディナミ、BIOワイン......なんとなく聞いたことのある名前ですが、同じこと?それとも違うこと?

今日は、その知っているようでよくわからない言葉をまとめて整理してみました。


まずは、ビオロジック(Biological farming) とは有機栽培のこと、ビオディナミ (Biodynamic agriculture) は生力学農法のことです。自然派ワイン(Le vin naturel)はその栽培方法で栽培された葡萄を使って、できる限り自然の醸造法で作ったワインのことです。しかし、各国の定義が異なっており、認定機関もそれぞれ。混乱しちゃいますよね......


わかりやすくまとめてみると、こんな感じです。

  • 有機栽培+生命学や人智学の理念 → ビオディナミ農法

すなわち、天体の動きなど宇宙との関係に基づいた「農業暦」にしたがって種まきや収穫などを行い、自然そして超自然との調和を目指す独特の農業を提唱したものです。その理論を提唱したと言われる人物はルドルフ・シュタイナー(Rudolf Steiner)。農業歴といってもピンとこないかたが多いかもしれませんが、中国の「春節」を聞いたことありますでしょうか?それは「旧暦」すなわち農業歴に基づいての新年のことです。中国では今でも新暦と併用しています。

  • 有機栽培や、ビオディナミ農法で作ったブドウ+自然な醸造方法 → 自然派ワイン

その自然な醸造方法も色々な規定があり、国によって異なったりもしますが、例えば、自然酵母を使うこと、人工的に亜硫酸塩(sulphite)を添加しないこと、手摘み収穫など。


最後に、「フルーツ・デー」、「ルーツ・デー」と言う言葉は聞いたことありますか?


ビオディナミックカレンダーBiodynamic Calendarは、「自然のリズムで暮らそう」という理念のもと、日々を「Root Day」, 「Flower Day」, 「Leaf Day」, 「Fruit Day」に名付けています。それに、ワインを飲むには「Fruit Day」のほうが一番望ましいと言われているそうです^^皆さん、信じますか?

同じワインをRoot DayとFruit Dayで飲んで見たら、本当に違うと言っている友人もいます。本当かなぁ?(笑)

ちなみに、6月のFruit Dayは、8日、9日、18日、19日、26日、27日のようです(^^)。こちらのカレンダーにニンニンがなく、いちごが付いている日のことです。私も試して見ようかな?





Tao's Ownd

カリフォルニアでの偶然の出会いからワインの勉強を開始。日本語と中国語、時に英語でワインに関わる日々を記し、ワインの日中通訳に向け邁進中。

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